08年05月11日 ミッションのオーバーホール本格的に開始
※
かなりの部分で写真の表示不良や入れ間違いがありました。
修正しましたが「掲示板」か下記までご連絡いただければと思いま
す「間違っているぞ!」でかまいません、よろしくお願いします。

1台目のミッションの最終的なオーバーホール、整備に必要な情報が非常に少ないので丁寧に記録を取って行う。
ミッションをばらすと、大枠で下記の様な部品の構成となります。
写真では、クランクシャフトからのプライマリーギヤー > アイドラーギヤーを経由して、ファーストモーションギヤーへ伝達される組み合わせを解りやすく並べた物です。


実際のギヤ構成を再度確認
クランクシャフト先に固定れたフライホイールが一緒に回転
クラッチディスクに固定されたプライマリーギヤが、クラッチプレッシャープレートにより先のフライホイルの回転を摩擦伝動します。
※ 実際はクラッチ板の裏表をを挟み込みようにクラッチプレッシャープレートが摩擦伝動します。
※ このギヤはクランクシャフトの先端でスライドする動作をします。
右の一番上です。


上記のプライマリーギヤから、アイドラーギヤを中間に挟むように
下の中間

次に下一番右のフアーストモーションギヤへ(ここまではミッションケースの外側)


入力メインドライブシャフトに
3速4速シンクロナイザ
3速ギヤ
2速ギヤ
1速2速シンクロナイザ兼リバースメインシャフトギヤ
1速ギヤ
出力メインドライブシャフト
※1本のシャフトに各種ギヤが取り付けられている様に見えますが実は2本となります。


上記の1速から3速までは伝動にはカウンターギヤ(レイギヤ)も関与(4速時には無関与)


またリバースギヤもこのカウンターギャと連動して動力を伝える


ファイナルピニオンギヤ


ファイナルドライブギヤ(デファレンシャルギヤ群)


以上の経路でドライブシャフトへ連結される。
少々大型の工具が必要です

分解には2種類の大型のディープソケットが必要です、Kokenのデープソケットで2個で5500円でした。
このメーカは格安高品質と有名ですが私は初めて購入、このサイズ滅多に使わないでしょうね。
 プーリー抜きまたはベアリング抜きが必要です。
サイズは下記のデープタイプの大きい方が1-1/2(約38mm)サイズで、小さい方が1-1/8(約28mm)サイズです。

実は作業ではその他にも少々特殊な工具(材料が必要です)後に個別で説明します。
ミッ
ションをオーバーホール開始
ミッションをオーバーホールする。
ともかくミッションの外形を把握、何かこの時点で問題が無いか確認する。

デフが取り付けられている側、以前ミッションのデフケースとその中身のデフギヤ周りは既に取り外してい る。取りはすしはボルトを抜けば取り外しが可能。


ラジエターが取り付けられている側です、スピードメータが取り付けられるギヤ部のカバーが取り付けられている。


その反対側、クランクシャフトの回転を複数のギヤでミッション側に連動させる側、すでにカバー類は外されている(外さなければエンジンとミッソンを切り離せない)



上記写真中央左下のギヤがファーストモーションギヤーで、その右上のベアリングが見える所にアイドラーギヤーが取り付けられます。このギヤーを挟むように
エンジンクランクシャフトに取り付けられたプライマリーギヤーの回転をミッションに伝えます。ちなみにこのギヤの比率を変えるチューニングもあるそうで
す。
※ MINI1000とMINI1300では部品が違います。
要約すると次の流れになります(ここでは簡略的に)
クランクの回転
プライマリーギヤー
アイドラーギヤー
ファーストモーションギヤー
ミッションへ
ミッションの下側(丸いフタがあるが、何のためにあるのかは以前から不明)

今更ではありますがオイル交換用のボルトを取り外す。
私はインチ規 格ではなく24mmのソケットで取り外します。


 こ
のボルトの銅製のワッシャですが、磨いて表面を滑らかにして再利用可能です、以前謀書からの情報で「再利用するとアルミ製のミッションケース側を傷つけ
る」と書かれていたので「なるほど」と思い新品を使っていましたが、なんと新品なのにバリがあるワッシャがありました。結局ヤスリや砥石で磨いて取り付け
たのですが、そ
れからは「そんじゃ再利用した方が安心で経済的」という結論に達しました。
本エンジンを取外した時にミッションケースのアルミのバリで指を「切った」のでバンドグラインダーでヤスリがけして整える事とした。鋳造では若干のバリはあって当たり前なものです。
1代目のMINIのミッションケースは鋳造がよく合わせ目もぴったりという感じで、下がこの2台目MINIのケースはバリがひどいです、但しよくよく見てみるとこのバリは肉厚が厚い方にはみ出ているので強度的にはプラスでしょう。
素手で、なでても怪我をしないようになりました。



アルミ粉が各部
品に付着するので本来なら、完全に各部を分解してからの作業がベスト、この粉はなかなか厄介なんです。
しかし安全第一としました、後でしっかり洗います。個人的にはこの粉よりも後でも述べるシール材の方が厄介思います。
ミッションケースに取り付けられた「スピードメータードライブハウジング」の取り外し。スピードメータへの回転を作る部分、フロントカバーとの呼ぶようです。


この部分がスピードメータのワイヤーケーブルを取り付けられます。


蓋を開け回転させギヤシャフト抜きます。この部分のシャフトがミッション内部の回転を受けて回転します。



内部には黄色い樹脂ギヤが入っているのが確認できます。
実際はこの黄色いギヤの逆側の先に、アクセルワイヤーが差し込まれます。


取り外すとミッションケース側は下記の様な感じです。


ケースを取り外すと奥にミッションのサード(3nd)モーションシャフトが見えてくる。さらに直列にギヤ等組合わさりファースト(1nd)モーションシャフトへと繋がる。
 下記の写真がミッションの中核部です。
上段のギヤ群が(1-2速シンク ロAssy,3-4速シンクロAssy,ファースト(1nd)ギヤー,セカンド(2nd)ギヤー,
サード(3nd)ギヤー,最後にファイナルピニオンギヤー)
下段のギヤがカウンターギヤーでいくつものギヤの組み合わせに見えますがほぼ一体構成です。

その周りに大型のベアリングを固定する金具が3本のボルトで固定されている、


パッキン(シール)の一部が邪魔なので、作業性をあげるためはぎ取ります。



パッキンやシー
ル材ですがどのように取り付けられていたか、また取り付け具合に問題が無かったかなどのチエックは重要で「どうせ後で自分でしっかりとやるから」と状態を確認しないではぎ取るのは問題ありと思います。
また各部品が組み込まれた状態では、部品のホール等にその破片が入り込む可能性もあるので、最終の行程と考えています。

さらにもう一枚薄いシム板を取り外す。


カシメワッシャーを起こして抜き取ると、少々変わった部品が可動するように挟み込まれている、写真にでも取っておかないと、後で取り付けを悩ませるような部品です。


この時点で一通り軸受け固定部品類は外れました。
下記の大きなナットの脱着はは39mm(1-1/2)サイズのデープソケットが必要です。通常のソケットでは深さが足りません。


ベアリングを取り外す、固定してあるベアリングのリングを外す。
このとき間違ってベアリングを破損させてしまった、ベアリングを固定した樹脂製のホルダに亀裂があったようです。



この時点で一通り軸受け固定部品類は外れました。
下記の大きなナットの脱着はは39mm(1-1/2)サイズのデープソケットが必要です。通常のソケットでは深さが足りません。


下記の大きなナットの脱着はは29mm(1-1/8)サイズのデープソケットが必要です。通常のソケットでは深さが足りません。ミッションでは先と含めて大きなソケットプラグが必要なんですね。


次はカウンターギヤー群を取り外す、写真の上側と下側に大分類される。
エンジンからの駆動をダイレクトに受けるのは左下側の右側で、始めに上側のギヤをハズします。
外す部品はこの部分

外す部品はこの部分
外した後はこうなります、上の写真と見比べるとイメージが伝わると思います。


作業点順はギヤを固定しているシャフトを抜くと取り外せます。但しこの時点でオイルデリバリーパイプ関連も全体にボルトを外しておき、取り外しておく必要があります。

シャフトはミッション内部側から押せば抜き取れます、キツいようなら当て木でもして軽くたたく程度で飛び出てくるはずです。



ここでいったんオイルデリバリーパイプを取り外します、ミッション裏右上側のボルトを外します。
裏側のパイプに固定されていますのでこれを外すとパイプが動くようになります。


ちなみにオイルデリバリーパイプから吸い込まれたオイルはこの穴を経由して、エンジン上部へ送り込まれます。


オイルパイプの取り付け固定金具とメッシュフィルタをあわせると下記の形状ですが、すべて取り外せますので取り外す順番としては、上記の状態で少々ぐりぐりねじりながら引き抜けばパイプ自体はメッシュフィルタからそのまま抜けます。


パイプは刺さっているだけです。


取り外している最中のスナップ




ちょっとドキッっとするのが、このフィルタに刺さり込んだこの異物、見えにくいのですがシール材の破片です。
パッキンの仮固定やなじみを出すためによく使われます、エンジンの内部にはみ出ないように心がけるのが当然セオリーなのですが、それは人の手見えない部分も多くこのような結果になる事も致し方が無いところです、オートマミッションでは致命的な故障に繋がります。
MTでもこの網の目をくぐり抜けオイルフィルターでも濾されますが、金属片よりはいいやという感じです。


さて再度カウンターギヤーの取り外しにかかります、スラストメタルを両端から引き抜きます。先の細いペンチなのでそのまま引き抜けます。
この状態でいっそうギヤ全体にクリアランスが出来てギヤを引き抜けるはずです。




引き抜いたカウンターギヤーAssy、両端にベアリングが入っていて抜けやすいので要注意です。



資料によると大
きい方のベアリングがダブルで取り付けられている場合もある様にも伺える記述があります。
少々擦りキズがあるので交換が必要でしょう。



バックギヤの取り外しです。
外したカウンターギヤーの下側に、バックギヤがあり、前項のギヤAssy同様シャフトを抜くと外せます。
下記がそのギヤです(写真では既にシャフトは引き抜いた後)


ギヤがスライド
して噛合わさるからでしょう、独特なカット面のギヤ先です。


最
後はミッションの中核ギヤ群(1-2速シンクロAssy,3-4速シンクロAssy,ファースト(1nd)ギヤー,セカンド(2nd)ギヤー,サード(3nd)ギヤー,最後にファイナルピニオンギヤー)です。

先にも述べたよ
うに、1-1/8(29mm)1-1/2(38mm)のボックスが無ければ取り外せません、さらにデープソケット我必要です(1-1/8は標準ソケットが使えるかもしれません)私は手持ちが無く注文しました。

資料を見るとこのキャ群にはスプリングにボールが組合わさった部品が2カ所在ることが解ります、分解時には「ビョヨ・ヨーン」と紛失しないように注意しなくては行けません。
残りはこの部分だけだけど、ここからがメインです。


ともかく1-1/2(38mm)のナットを取り外しますが、ここで問題発覚、空回りして緩めることが出来ません。
もちろんその反対側の1-1/8(29mm)のナットも同じです、さてさてどうしたらいいのだろう...
※
この時点でまだソケットは届いておりません。


ソケット到着、とにかくフィットするか確認
問題なし。


とにかくこの巨大なナットを緩めにるには空回り問題とミッション自体の固定が必須。
そこで考えたのが、作業台へステー等を使いミッションケース自体を押さえ固定する方法です。
その辺のジグを作らないと一人では作業できません(おそらく2人でもダメだろうな)
材料を準備、アンカーボルトと50mm x 50mmのLアングル、ボルトは16本、ワッシャ同数。
勤務先でのゴミ箱から入手、いわゆる端材です
アングルは適当にドリルで穴あけ(とはいってもミッションケースに合わせる事は必要)



アングルにアンカーボルト穴(9mmから10mm)をあけたら、開けた穴で作業台へ穴をあける。
作業台は風雨さらされ日々風化していきます。


あとは、アンカーボルトを作業台の裏と表で挟み込むようにナット止め


ミッションケースを傷がつかないように当板をはさみナットで締め付ける。


一通りの作業を終えて、必要な長さに再度作り直した、ミッシヨンブロック自体はおおよそ230mm程度の高さです。
そうそう使うジグではないのですが、アングルはすぐにさびるので、余った黒色塗料で錆び止めしておきました。
ボルトシャフトやLアングルの長さは作業台の板厚を加味して350mm以上あれば大丈夫でしょう。

ソケットに対してレンチが必要です、この際19mm規格タイプのT型ソケット用レンチの購入を考えています。
ハブナットの固定時の35mmソケットでも19mm規格を使うので便利なのではと思います。
 そもそも12.7mm規格にアダプタではトルク不足は間違いないでしょうと思ったが、始めに1-1/2サイズの巨大なソケットを12.7mmレンチを19mmアダプタを介して接続、作業台へ当てています。

f

空回り防止のためシングロギヤを下記の図のようにスライドさせて移動で4速時の設定とする、ダイレクト接続。


さて次に反対側に1-1/8ソケットをレンチでまわします。


 ところで気になるのは、このようなギヤを入れた状態での作業はありなのでしょうか?
他に方法があるのではないでしょうか?気になるのですがやってみる。
ここで予想外の事が起きた、意外と簡単にまわしている1-1/8ではなく1-1/2側が緩み始めた、てっきり小さなナットの方が先に緩むとばかりイメージしていたので「あれ?」と言う感じ。ここで作業ストップ、実は雨が降ってきました..^_^;

微妙だがギヤが、問題になる意味の削れではないが、鏡のようにいい感じで削れている。

さらに問題点も発覚、このあとのこりの1-1/8側のナットは空回りするシャフトをどうやって固定して外すのか答えが見つからない。
それから1週間後の週末です、悩んだ末に作業台についている万力に鉄板を挟みシャフトの空回りを押さえる事を思いつき早速実行、ちょうど良さげな厚めの鉄板があったので、適度に切り込み万力にはさみ固定する、ミッションが固定されているので、確実な感触がある。

ここで少し力を加えたが、どうもいまいちシャフトが損傷しないかが不安。ここで気がついた、万力で固定した鉄板をさらに違う方向から固定してさらに強化する方法です。
自在スパナを使い、さらに軽くプラスアルファー的に固定。



さらに万が一と思い、かなり御法度な事なのだが、ギャにパイプレンチを固定した、樹脂プレートを挟み緩和させた。
あくまで軽くプラスアルファー的に固定。


1-1/8のレンチに徐々に力を加えると意外に軽く外れた、各部への影響もない程度で安心


このナットを外すのに、ほんとにかなり悩んだ、おおよそ1ヶ月で勉強になった。


ロックワッシャを外すと、フアーストモーションギヤも引き抜ける。


ベアリングが見えてくる、リングで固定されている(ずいぶんと大きい)
ブレーキマスタ等につい合われている物と比較すると別物です。

ベアリング固定のリングは外れた。


ギヤボックス側から抜き取る、試しに若干の打ち抜きを行ったら、意外に簡単に外れた。
専用の工具もある、ベアリングは焼き入れのしてある鋼鉄で温度による膨張が少ない、アルミはそれと比較して大きい。
温度を加える事により外れやすくなる。
簡単にいうと、鉄とアルミの組み合わせの場合、アルミ側を暖めると外れやすくなります。


外
れたベアリング


同時に下記の部品群が抜き取れます、シンクロも一つ外れます。


ローラーベアリングが入っていますので注意

 
シンクロリングの状態、よくすり減ってというが、約190000km走行だけど特に減りは感じられない。
私の持論だが、高速道路での走行距離がメインだったのでギヤチェンジは極端に少ない、その辺が走行距離と部品の減りに差が出るのではないかと考えている。


この時点でまとまって外れた部品のひとかたまり。


今度はなにやら不思議な歯形ワッシャでギヤが固定されています。


シャフト側にこんな部品が埋め込まれているという事を見てしまうと割と簡単。
よーく歯形ワッシャの部分を観察してみてください。


私は先の細いドライバでこのピンを押し込んで、歯形ワッシャを少しだけ回し動かし抜き取りました。



この状態でギヤーが抜き取れます、ボールベアリングも一緒に外れます。



さて、ここまでは外れました。

ミッションには数カ所に下記のスプリングとボールが組み込まれています、安価な部品ではありますが、なくさないように。


ベアリングの周りのギャボックスケースをガスバナーで徐々に(本当にゆっくりと)暖めます。
このとき何らかの材料でベアリングを暖めないように熱を遮断し、アルミ部分だけを加熱します。
すると裏側より軽くベアリングをたたき出す事が可能です、あくまで軽くです。


とにかくギヤ群は外れましたが、一部はずれていない部分があります、ちょうど夕刻なので、残りは次回となります。


いくつかの部品が残る、キャボックス内の状態。


ボックスのそこにたまった汚れを濾してみると、砂状の金属粉に混ざり「えっ!」というものも出てきます。
右下の写真の部品はギャのかけらです、どの部分かはまだ判明していません、これからじっくり調べてみます。




すべての部品を取り除いたサードモーションシャフトの状態。

上記サードモーションシャフトの左側から順番に部品を外した場合の流れの説明。
ナットを取り外し1-1/8inc


ロックワッシャ(端が曲げられて空回り防止されている)
ファイナルピニオンギヤ(19枚歯=後期MINI1000の標準仕様)


サードモーションボールベアリング。


ファーストギヤー


シンクロリング


ニードルローラーベアリング


ブッシュ


1−2シンクロギヤAssy(二つのギヤとスプリング3本と鉄球が3個の組み合わせ)

サードモーションシャフトの左側最後はサードギヤです。


サードギヤは、スラストワッヤーで固定されています、次のスプリングとピン2個で固定されています、このスプリングとピンはシャフトを貫通して取り付けられています。


先の細いドライバーでピンを1本押して、ワッシャの一部切れ込みがあるのでその部分をもう一つのマイナスドライバ等で少し動かします。
この作業ですが万力無しでは無理でした、万力に挟み込み行ったところあっけなく完了しました。1個目のピンはクリアできるのですが、2個目が大変です。



最後に
ニードルローラーベアリングを取り外して完了。


ボールベアリングは特殊な物を除いて分解が可能です。

樹脂ガイドを外します。


するとボールが1方向に寄りますので、写真のようにペンチ等で傷がつかない様に当て材(私はよく古い軍手等の布を使います)をはめて挟み込む
鋼鉄のためバネの様に変形してボールが抜けます、もちろん生鉄ではありませんのでガイドは元に戻ります。


ここで、ガイドリング類に傷がないか調べます、この写真でも解る様に傷は全く見られません。


もちろんボールの方も傷がないか調べます。


ベアリングをバラしたら1ベアリングの部品は同じ型番でも部品を混ぜない様にしましょう、袋等でまとめておきます。


ニードルローラーベアリングは合計3カ所に使われています(うち小径の2個は同じサイズです)


下記の部分に使われています

割ピンでシャフトに固定されていますのでピン抜きでピンを抜きます、私はせっかく以前購入したピン抜きを破損させたので、有り合わせの材料や工具で抜き取りました、結果的には同サイズの先の丸まったドリルの切り先きがベストでした。


シャフトを抜きます


セレクターフォーク 1st/2nd と 同じく3st/4nd 下がセレクターフォークシャフト




セレクターフォーク切換え用の爪(正式名称不明)の分解図

  
ボルトを外す
ワッシャが見えるのでワッシャを取り除く
一番上の爪部品を外す

    
ワッシャを外す 2番上の爪部品を外す

   
一番下の爪部品を外す
最後はこのカラーだけとなる

  
トランスミッションケースの底に取り付けられたセレクターフォーク切換え用の爪(正式名称不明)の固定部。


インターロックスプール(上)とセレクタシャフト(下)


ミッションデフかバー付近の写真です、実はここに問題がありました。
インターロックスプールとセレクタシャフトがエンジンを取り外した際ぶつかってしまい少々曲がってしまい、スムーズにスライドしなくなりましたが、外してから万力で固定してセレクタシャフトの方を叩き修正した所無事直りました。


分解途中で、ちょっとミッションの動作に付いて試してみました、写真中央のギヤ(1速2速シンクロナイザ兼リバースメインシャフトギヤ)が左の写真から右の写真で移動しているのがお解りになるでしょうか?
左から 右へ移動(スライド)しています。
この最中に正常にギヤチエンジが出来ないと、写真の一番小さなギヤの歯が見えると思いますが、この部分が欠けたり減ったりしてしまいます、いわゆるギヤ泣きですね。
 


いずれにしろ、一体誰がこんな物を考えだしたんだろう、試行錯誤だったんでしょう頭が下がります。
最後の作業です。ファイナルギヤAssyのベアリングを取り外します、ボルトロックワッシャーを解除します。
ベアリング抜きでベアリングのアウター側だけを取り外します。
 くれぐれもアウ
ターの金属部分のみに爪をかけます。内部の樹脂部分に爪がかかった状態で締め付けると破損します。
ほとんど力はいらないハズです。


アウターが外れると樹脂カバーに覆われたベアリングはすぐに取り外せます。


資料で調べると「オールドベアリング」として各ベアリングメーカーのカタログに掲載されています。
そりゃ、規格品とはいえ50年ぐらい経っていますからね、この部分ミッションですが、A型エンジンはさらにその昔からあった訳ですから...



インナー側も取り外し、このベアリングはファイナルギヤに2個取り付けられていますので両方を抜き取ります。


08年06月14日 ミッション分解できました 
例によりミッションの整備に明け暮れていますが、ようやく分解完了。
また作業台をバージョンアップ、廃材利用ですが塗料を塗るとこれば便利、一応集合材料ではないので、雨水で糊がはがれてめくれ上がる事はないでしょう。(電線を巻くためのドラムの廃材です)


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