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回路図エディタBSchについて

最終更新 2007.12.05 QTのバージョンアップでも問題なくビルド可能確認。

回路図エディタを使い始める

回路図を定規と鉛筆で書いていたのが懐かしい、就職してからはMacintoshのドローソフト+自作ライブラリで回路図を書いていました、清書はMS-DOSのOrCADでプランニングはMacintoshという感じです。OrCADというソフトはかれこれ25年ほど前にMS-DOSで動作していました、今はWindows上で動作しますが、これで回路を書いてネットリストファイルを基板屋に出すとプリント基板が出来てきます。
始めの頃は出来た基板に感動した覚えがあります。まぁ実際は上記にさらに基板の大きさや部品配置図とか、おおよそのレイアウトプラン図を同時に渡さないと、とんでもない基板が出来上がってきて驚いた事も何度かあります。

OrCADは大げさだからちょっとした回路はBSch

OrCADは良く出来た回路図エディタで古くからのユーザーも多いと思いますが、高価 なので複数のスタッフで使うには負担が大きいです、そこで何か安価で出来れば無償の回路図エディタがないかと探していたらBSchというソフトに巡り遇いました
(岡田仁史さんが作者 http://www.suigyodo.com/
パーツの自作追加(ライブラリエディタ)もあり非常に軽快に動作します、私のパソコンはMacintoshであるため最初はパーチャルPCというWindowsエミュレータでWindowsを起動、そこでインストールして使っていました。

近年Macでも動作するバージョンがリリースされています。これは無くてはならないソフトになってます。


   参考スクリーンMacPowerBookG4にて動作中のQtBSch

BSchのインストール方法

始めにhttp://www.suigyodo.com/からソフト本体をダウンロードします、実はBSchには2系列のソフトが存在します。
要約するとWindowsのみで動作する実行形式のバージョン(これをBSchと呼びます) 
もう一つがWindows,Macintosh,Linuxで動作するバージョンであるQt-BSchがあります。
私のお勧めはQt- BSchです、理由は複数のプラットホームで動作するからで、絶対Windowsしか使わないのであればBSchでも良いかもしれませんが、相手先が特定出来ないのであれば汎用性の高いQt-BSchがお勧めです。

さ らにQt-BSchは現在 WindowsバージョンとMacintoshバージョンが実行形式で配布されております、Linux版はユーザーがコンパイルしなくてはいけません、言い遅れましたがBSchはフリーソフトであり、何とソースファイルが付属またはダウンロード可能です。

という事もありQt-BSchのインストール方法 
  • トップページ http://www.suigyodo.com/http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm のページから目的のソフトをダウンロードします。
  • Qt -BSchとQt-Lcoをダウンロード ※出来るだけ新しいバージョンが良いでしょう
    せっかくですのでパーツライブラリを自作出来るQt-Lcoと いうソフトもいっしょにダウンロードしておきましょう。
     Windowsの環境の方はWindows版を選択 してください。
    Qt-BSch Version 0.10 Win DLL付き と Qt-LCo Win Version 0.02 DLL無しをダウンロード
     Macの環境の方はMac版を選択してください。
    Qt-BSch Mac Version 0.11e と Qt-LCo MacVersion 0.04をダウンロード

  • ソフトの解凍
    ダウンロードしたファイルは圧縮されていますので解凍してください。(Qt-BSchとQt-Lco両方)
    解凍したQt-BSchとQt-BSchの2つのフォルダが出来ます、このフォルダをアプリケーションフォルダなどお好きなところに移動してください、も ちろんディスクトップ等でもいいですが、一般的にはWindowsでもMacでもapplicationフィォルダに置く様ですね。
  • ソフトの起動
    そのフォルダの中を開き、BSchのアイコンをクリックします。
    起動の度にこのフォルダを開くのも大変なのでショートカット登録しましょう。

  • 初 期設定が必要です
    ソフトが起動すると最低限次の2つの設定が必要です
    1)デフォルトフォントの設定
    (図はMacの場合Windowsも同様です)
    コメントで使うデフォルトのフォントの設定を行うためのものです。(Qt-BSchではコメントのフォントはコメントごとに設定できます)データファイルを読み込む際に、データに書かれているフォント指定し使えない場合にも、ここで設定するフォントが使われます。
    メニューの[Set]->[default Font]で設定を行います、日本語を選択した方がいいと思います私はヒラギノ丸ゴシックを推奨します WindowsだとMSゴシックなどですかね。



    2)パーツライブラリファイルの読み込み設定(図はMacの場合Windowsも同様です)
    メニューの[Set]->[Library]で設定を行います。ライブラリ設定ダイアログの、リストボックスの中で上にあるものほど、優先順位が高くなります。
    必要に応じ順位を上下してください、標準で用意されているのは下記の5種類のパーツライブラリです。
    analog.lb3、consw.lb3、digital.lb3、discrete.lb3、logic74.lb3
    ライブラリ設定が終わったら、ライブラリ設定を有効にするために Qt-BSchを再起動してください。


    ※注意
    この設定が無いとトランジスタとかコンデンサとかのパーツが表示されません。またLcoで自作したパーツもここで選択しなければいけません。上記では10種類程度のオリジナルライブラリを追加しています。
  • さあ回路図を書いてください、これで準備OKさあどうぞどうぞ(笑) といってももう少し解説とヒントを...

1)新規書類の作成
  Qt-BSchを立ち上げると通常新規のウインドウが1画面作成されます。
  またはメニューの[File]->[New]を選択すると、複数の書類を表示も可能です。
2)書類サイズの設定
  この書類の描画サイズは無限ではなく図面の大きさです、大規模であれば図面も大きくしておいた方がいいです。
  
  メニューの[Set]->[sheet size]を選択すると、下記のダイアログが表示されます。

  幅は500から3000、縦は400から2000です。どのサイズを選ぶかといいますと私の経験では
  A3の用紙に印刷する場合は、幅は3000、縦は2000ぐらいが良いです、これをA4で印刷すると小さくて見にくくなります。
  A4の用紙に印刷する場合は、幅は1500、縦は1000ぐらいが良いです、これをA3で印刷すると大きく見やすくなります。

     あまり複雑だと図面を数枚に分けた方がいいですね。

3) 印刷について
  現在Mac版のQt-BSchでは印刷のメニューがありません、替わりにメニューの[File]->[Expoetimage]を選択すると
  保存先を聞いてきますので、場所と保存名を指定します。
  これでPig形式の絵として保存されますので、この絵を「作画用ソフト」「ブラウザ」などで開いて印刷してください。
  Macの場合「プレビュー」がデフォルトになっていると思います、開いたら別の形式(jpgなど)で保存も可能です。


回路図エディタQt-BSch3Vの最新版について

ところで最新版の実行形式のバージョンは、Qt-BSch3V Mac (OSX 10.4 実行ファイル) 0.26cとなっております。



ところが制作者からのメッセージでは「諸事情により...」ということで、ソースのみの公開でコンパイルすれば動作する事でしょう...となっております。

最新のバージョンは(2007.3.5現在)2006/07/08 Qt-BSch3V Version0.47となっており最大の魅力はレイヤーのサポートでしょう。



「諸事情..」については理由は分かりませんが、ライセンス等の問題なのかなと思いますが、せっかく道を開いて頂いているという事で、コンパイルしてみる事にしました手順をメモっておきます。

「下準備」
MacOSXに標準に付属するXcodeをインストールする。ここなど参照してみてください。
とにかくAppleから無料でついてくる(昔はこれだけで100万円以上の価値があったと思う)総合開発環境である「Xcode」をインストール。とりあえずQt-BSch3Vだけコンパイル(ビルドとも言う)出来ればいいのなら必要ないが、もう少しのめり込みたければこ こを等を参照してください。
ルートに「Developer」というフォルダが作成されます、これでCやC++言語やJaba言語が開発できちゃうんです。
次にQtをインストール、このソフトも「画期的」で能書きは今後という事でともかくダウンロードしインストール。
QtはTrolltech社のQt4(バージョン4)をインストールします。 Qt-BSch3Vの作者ドキュメントからバージョンは、Qt4.1.2 opensource edition ProductsのQt/Mac Open Source Editionと なっておりますが、私は最新バージョン(4.2.2)をインストールしてしまい、それでコンパイルしてしまいましたが問題なく使えております。

※ 2007.09.18 現在ではバージョンは4.3.1となっております、もちろんこのバージョンでもビルドできました。
ftp://ftp.iasi.roedu.net/mirrors/ftp.trolltech.com/qt/source/qt-mac-opensource-src-4.3.1.tar.gz

さらに余談ですがこのQt作られた代表的なソフトは、あの地図ソフトGoogleEarthです。
実はこの時点で二つの開発環境をインストールしたのですが、うまくインストール出来たかはこの後うまく動くかで判明します...^_^;
qbsv047.tgz という圧縮されたソースファイルを「水魚堂のホームページ」 のここからダウンロードします、現在の最新バージョンは0.47となっておりおります、保存先はディスクトップがいいでしょう。


※ アイコンのデザインは違う可能性がありますが、qbsv047.tgzであれば問題ありません。
ダウンロードできたらディスクトップの「qbsv047.tgz」というファイルをダブルクリックすると解凍が始まります。
ディスクトップに解凍して出来たqbsv047というフォルダが出来た事と思います。
ディスクトップに解凍して出来た上記のqbsv047というフォルダには、いくつかのフォルダとファイルがあり、その中の「readme-j.txt」というファイルをダブルクリックすると何 らかのソフトが起動して内部の文章が見れます。



ここにソースのコンパイル方法が書かれておりそのまま抜粋させて頂くと、下記の様になっています。

3. 開発環境とコンパイル
------------------------- 次の環境で開発と動作確認を行いました。
Windows XP pro SP2 + Qt 4.1.2opensourceedition  Knoppix Linux 3.8.1 on HDD +Qt 4.1.2opensource edition コンパイルはコマンドラインから次の手順で行います。 $cd qtbsch3v $qmake $make これで実行ファイル qtbsch3v が得られます。 qtbsch3v.proファイルは、提供しているものをお使いください。 と書かれています。
また同じフォルダの中にあるQtbsch3vというフォルダには、下記のようなファイルがたくさん入っています、これがC言語で書かれたソースファイルで す。ざっと100種類以上のファイルから構成されており、実際この内容を書き換えたりする事で、更なるオリジナルCADソフトを完成させる事が出来ます、 ちょこっと拝見させて頂きましたが、たいへんきれいなソースコードですね。
とはいっても、ここではこの内容については全く知らなくても良く参考までにということで...


さあコンパイル(ビルドとも呼ぶ)です、コマンドラインでということですが
実際は「ターミナル」というソフトから実行します。
ターミナルソフトはMac OSXの「アプリケーションフォルダ」の「ユーティリティーフォルダ」にあります。

このソフトをダブルクリックすると下記の画面が表示されます。

ためしにその画面で、キーボードからls(英小文字)を入力後リターンキーを押して見て下さい、下記のように何か表示されましたね。ここからの文字や数字の入力を、コマンドラインと言いま す。
このlsというのはいくつかかるコマンドと言って、この場合はフアイルの一覧を表示という意味です。


文字を入力するカーソル部分の前に

PS0022:~ kaneko$ となっておりますが、それぞれのパソコンによって名称が違っていると思いますが問題ありません。
PS0022:  はパソコンの名前です
~kaneko$ はユーザー名です。
また漢字が使われている場合、文字が化けると思いますが問題ありません、余談ですがこんな時コンピュータの名前やユーザー名は英小文字でつけて置くのが 今なお無難と思います。
さてこの画面に下記の3行を打ち込めばソフトが完成という簡単な作業ですが、全くの初心者はこの段階でギブアップしてしまいます、理由はこのままではうまくいかないからです。
$cd qtbsch3v  >実際は cd qtbsch3v と入力後リターンキーを押す。
$qmake  >実際は qmake と入力後リターンキーを押す。
$make  >実際は make と入力後リターンキーを押す。

あまり理屈を述べないと、今後問題発生時のヒントとならないので少し具体的説明。

先にディスクトップに解凍して出来た qbsv047というフォルダの中のqtbsch3vというフオルダがありましたが
実はこのqtbsch3vというフオルダの内容が見れるところまで、コマンドラインから文字を入力していかなくてはいけないのです。


1行目 PS0022:~ kaneko$

2行目  PS0022:~kaneko$ cd Desktop [CR]
3行目 PS0022:~/Desktop kaneko$ cdqbsv047 [CR]
4行目  PS0022:~/Desktop/qbsv047 kaneko$ cd qtbsch3v [CR]
5行目  PS0022:~/Desktop/qbsv047/qtbsch3v kaneko$ qmake [CR]
6行目  PS0022:~/Desktop/qbsv047/qtbsch3v kaneko$ make [CR]
make: *** No targets specified and no makefile found.  Stop.     
PS0022: ~/Desktop/qbsv047/qtbsch3v kaneko$


※[CR]はリターンキーを押すという意味です。

実を言いますと本来なら6行目のmakeで目的の「Qt-Bschv3の最新実行形式」のファイルが出来るハズなのですが、出来無い場合があります。
という事でその対策は次の様になります。 実はこの時点でqbsv047フォルダにqtbsch3v.xcodeprojという何やら長い名前の英文字ファイルが出来ていますのでそれをクリックします。




ここで総合開発環境であるXcodeが起動して下記の画面が表示されますので、画面の「ビルドして実行」をクリックします、すると何やら処理が開始されます、パソコン本体の能力で数分から数十分少々時間がかかる事でしょう待って下さい。
10年以上前なら何時間なんていう場合もざらだったんですがが、本当にパソコンの処理能力は上がりましたね。

完了すると画面左下に「ビルドは問題なく完了しました」と表示されます。
ここで下記の画面を例にとると「36個の警告」とでてきますが、ここでは無視して下さい。



これで完成されているはずです。Xcode は完了していいです。
この時点でqbsv047フォルダに qtbsch3vという名前の英文字ファイルが出来ていますので、それをクリックします。

  1. クレジットを見ると下記のダイアログが表示されて、最新バージョンである事が分かります。




    以上です、最新のQt-Bsch3Vをお楽しみ下さい。

MacOSX版のアイコンを作りました。

Mac版のアイコンはWindows版と一緒のアイコンですが、個人的になんとなくアクアっぽいアイコンが欲しくなり自作しました、出来るだけオリジナルの雰囲気を出してみました。
  1. VectorWorks105Jにて紅葉やなどのドロー部分を新規に作成、良く見ると少々オリジナルと違います。
  2. Adobe Illustrator10Jにてバックのアクア風部分を作り、上記を透明度を調整して合成する。
  3. Icon ComposerにてICONファイルを作成。
  4. Iconographerにて最終のアイコンリソースを作成。

利用方法
Macの場合はアイコンファイルを選択して「コピー」して各アプリケーションのファイルの「インフォメーション」のアイコン部分にでコピーすれば使えます。
Windowsについては、すみませんよくわかりません色々やっているうちに変わりました...^_^;

実は128ピクセルいっぱいに作ったので、Macのドックに入れてアイコンを2個並べると隣のアイコンにくっついて見えますので数ピクセル小さくするか、 陰を付けるのがコツのようです近日中に修正しようと考えています。


回路図エディタMac版BSchのアイコン

回路図エディタBSchのWin98/2000/meアイコン
回路図エディタBSchの Win-XPアイコン
ダウンロード 2004.3.15

ダウンロード 2004.3.16

ダウンロード 2004.3.16
パーツライブラリエディタMac版Lcoのアイコン

パーツライブラリエディタLcoのWin98/2000アイコン
パーツライブラリエディタLcoのWin-XPアイコン
ダウンロード 2004.3.15

ダウンロード 2004.3.16

ダウンロード 2004.3.16



お願い

まさかとは思いますが上記のソフトまたはアイコンを使って、何か問題が起きても何も責任を持つ事が出来ません、但しなにかありましたら掲示板へ報告していただければ と思います、また一応ソフトの作者である岡田仁史様に、アイコンの公開の承諾は得ておりますが、あくまで私が勝手に作ったアイコンの公開という事になりま す。

マニアな「通販ショップ」 よろしく。

All the informations on my Homepage is provided in Japanese only. Presented by Satoru Kaneko,1999