最終更新 2011.01.25 QTのバージョンアップでも問題なくビルド可能確認。
回路図エディタを使い始める
回路図を定規と鉛筆で書いていたのが懐かしい。
就職してからはMacintoshのドローソフト+自作ライブラリで回路図を書いており清書はMS-DOSのOrCADで、プランニングはMacintoshという感じです。
OrCADというソフトはかれこれ25年ほど前にMS-DOSで動作していましたが今はWindows上で動作します、
これで回路を書いてネットリストファイルを基板屋に出すとプリント基板が出来てきます。
始めの頃は出来た基板に感動した覚えがあります。
実際は上記にさらに基板の大きさや部品配置図とか、おおよそのレイアウトプラン図を同時に渡さないと、
とんでもない基板が出来上がってきて驚いた事も何度かあります。
OrCADは大げさだからちょっとした回路はBSch
OrCADは良く出来た回路図エディタで古くからのユーザーも多いと思いますが、高価なので複数のスタッフで使うには負担が大きいです。
そこで何か安価で出来れば無償の回路図エディタがないかと探していたらBSchというソフトに巡り遇いました
岡田仁史さんが作者 http://www.suigyodo.com/
パーツの自作追加(ライブラリエディタ)もあり非常に軽快に動作します、私のパソコンはMacintoshであるため
最初はパーチャルPCというWindowsエミュレータでWindowsを起動、そこでインストールして使っていました。
Macでも動作するバージョンがリリースされています。これは無くてはならないソフトになってます。
(参考スクリーンMacPowerBookG4にて動作中のQtBSch)

BSchのインストール方法
始めにhttp://www.suigyodo.com/からソフト本体をダウンロードします、
実はBSchには2系列のソフトが存在します。
要約するとWindowsのみで動作する実行形式のバージョン(これをBSchと呼びます)
もう一つがWindows,Macintosh,Linuxで動作するバージョンであるQt-BSchがあります。
私のお勧めはQt-BSchです、理由は複数のプラットホームで動作するからで、絶対Windowsしか使わないのであればBSchでも良いかもしれませんが、
相手先が特定出来ないのであれば汎用性の高いQt-BSchがお勧めです。
さらにQt-BSchは現在WindowsバージョンとMacintoshバージョンが実行形式で配布されております。
ユーザーがコンパイルしなくてはいけません、言い遅れましたがBSchはフリーソフトであり、何とソースファイルが付属でダウンロード可能です。
トップページ
http://www.suigyodo.com/の
http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm のページから目的のソフトをダウンロードします。
Qt-BSchとQt-Lcoをダウンロード ※出来るだけ新しいバージョンが良いでしょう
せっかくですのでパーツライブラリを自作出来るQt-Lcoというソフトもいっしょにダウンロードしておきましょう。
-
Windowsの環境の方はWindows版を選択してください。
Qt-BSch Version 0.10 Win DLL付きとQt-LCo Win Version 0.02 DLL無しをダウンロード
-
Macの環境の方はMac版を選択してください。
Qt-BSch Mac Version 0.11e と Qt-LCo MacVersion 0.04をダウンロード
ソフトの解凍
ダウンロードしたファイルは圧縮されていますので解凍してください。(Qt-BSchとQt-Lco両方) 解凍したQt-BSchとQt-BSchの2つのフォルダが出来ます。このフォルダをアプリケーションフォルダなどお好きなところに移動してください、 もちろんディスクトップ等でもいいですが、一般的にはWindowsでもMacでもapplicationフィォルダに置く様ですね。
ソフトの起動
そのフォルダの中を開き、BSchのアイコンをクリックします。
起動の度にこのフォルダを開くのも大変なのでショートカット登録しましょう。
初期設定が必要です
ソフトが起動すると最低限次の2つの設定が必要です
1)デフォルトフォントの設定(図はMacの場合Windowsも同様です)
コメントで使うデフォルトのフォントの設定を行うためのものです。
(Qt-BSchではコメントのフォントはコメントごとに設定できます)データファイルを読み込む際に、データに書かれているフォント指定し使えない場合にも、
ここで設定するフォントが使われます。
メニューの[Set] > [defaultFont]で設定を行います、
日本語を選択した方がいいと思います私はヒラギノ丸ゴシックを推奨しますWindowsだとMSゴシックなどですかね。

2)パーツライブラリファイルの読み込み設定(図はMacの場合Windowsも同様です)
メニューの[Set] > [Library]で設定を行います。ライブラリ設定ダイアログの、リストボックスの中で上にあるものほど、優先順位が高くなります。
Qt-BSchを立ち上げると通常新規のウインドウが1画面作成されます。
この書類の描画サイズは無限ではなく図面の大きさです、大規模であれば図面も大きくしておいた方がいいです。
現在Mac版のQt-BSchでは印刷のメニューがありません、替わりにメニューの[File] > [Expoetimage]を選択すると保存先を聞いてきますので、場所と保存名を指定します。
ところで最新版の実行形式のバージョンは、Qt-BSch3V Mac (OSX 10.4 実行ファイル)
0.26cとなっております。
MacOSXに標準に付属するXcodeをインストールする。
ここなど参照してみてください。
QtはTrolltech社のQt4(バージョン4)をインストールします。
Qt-BSch3Vの作者ドキュメントからバージョンは、
Qt4.1.2opensource edition ProductsのQt/Mac Open Source Editionとなっております。
私は最新バージョン(4.2.2)をインストールしてしまい、それでコンパイルしてしまいましたが問題なく使えております。
ディスクトップに解凍して出来た上記の qbsv047 というフォルダには、さらにいくつかのフォルダとファイルがあり、
その中の「readme-j.txt」というファイルをダブルクリックすると何らかのソフトが起動して内部の文章が見れます。
次の環境で開発と動作確認を行いました。
だから次の様な操作が必要だったんです。
ここで総合開発環境であるXcodeが起動して下記の画面が表示されますので、画面の「ビルドして実行」をクリックします、すると何やら処理が開始されます。
パソコン本体の能力で数分から数十分少々時間がかかる事でしょう待って下さい。
10年以上前なら何時間なんていう場合もざらだったんですがが、本当にパソコンの処理能力は上がりましたね。
Mac版のアイコンはWindows版と一緒のアイコンですが、個人的になんとなくアクアっぽいアイコンが欲しくなり自作しました、
出来るだけオリジナルの雰囲気を出してみました。
利用方法
Macの場合はアイコンファイルを選択して「コピー」して各アプリケーションのファイルの「インフォメーション」のアイコン部分にでコピーすれば使えます。
お願い
自分はMacBook Pro(2.5GHz intel OSX 10.6.2)でParallelsDesktop Ver5を、仮想ディスクではなくBOOTCAMPパーティションで動作させています。
実はMacでWindowsを動作させるには、この方法がベストです、Bschや3D-CADまでもがストレス無く動作してしまいます。
それでもやはりネイティブMacというこだわりも捨てきれずと言った感じで併用しています。
必要に応じ順位を上下してください、標準で用意されているのは下記の5種類のパーツライブラリです。
analog.lb3、consw.lb3、digital.lb3、discrete.lb3、logic74.lb3
ライブラリ設定が終わったら、ライブラリ設定を有効にするために Qt-BSchを再起動してください。

※注意
この設定が無いとトランジスタとかコンデンサとかのパーツが表示されません。
またLcoで自作したパーツもここで選択しなければいけません。上記では10種類程度のオリジナルライブラリを追加しています。
さあ回路図を書いてください、これで準備OKさあどうぞどうぞ(笑)といってももう少し解説とヒントを...
1)新規書類の作成
またはメニューの[File] > [New]を選択すると、複数の書類を表示も可能です。
2)書類サイズの設定
メニューの[Set] > [sheet size]を選択すると、下記のダイアログが表示されます。
幅は500から3000、縦は400から2000です。どのサイズを選ぶかといいますと私の経験では
A3の用紙に印刷する場合は、幅は3000、縦は2000ぐらいが良いです、これをA4で印刷すると小さくて見にくくなります。
A4の用紙に印刷する場合は、幅は1500、縦は1000ぐらいが良いです、これをA3で印刷すると大きく見やすくなります。

あまり複雑だと図面を数枚に分けた方がいいですね。
3)印刷について
これでPig形式の絵として保存されますので、この絵を「作画用ソフト」「ブラウザ」などで開いて印刷してください。
Macの場合「プレビュー」がデフォルトになっていると思います、開いたら別の形式(jpgなど)で保存も可能です。
回路図エディタQt-BSch3Vの最新版について

ところが制作者からのメッセージでは「諸事情により...」ということで、ソースのみの公開でコンパイルすれば動作する事でしょう...となっております。
最新のバージョンは(2007.3.5現在)2006/07/08 Qt-BSch3VVersion0.47となっており最大の魅力はレイヤーのサポートでしょう。

「諸事情..」について理由は分かりませんが、せっかく道を開いて頂いているという事で、コンパイルしてみる事にしました手順をメモっておきます。
XCODEのインストール「下準備」

Appleから無料でついてくる(昔はこれだけで100万円以上の価値があったと思う)総合開発環境「Xcode」をインストール。
とりあえずコンパイル(ビルドとも言う)出来ればいいのなら必要はないが、もう少しのめり込みたければここを等を参照してください。
ルート(ハードディスクをクリックしたそのの場所)に「Developer」というフォルダが作成されます、
これでCやC++やJava言語やPHPとかが開発できちゃうんです。
次にQtをインストール、このソフトも「画期的」ですが、能書きは今後という事でともかくダウンロードしてインストール。
Qtのインストール
※ 2007.09.18 現在ではバージョンは4.3.1となっております、もちろんこのバージョンでもビルドできました。
ftp://ftp.iasi.roedu.net/mirrors/ftp.trolltech.com/qt/source/qt-mac-opensource-src-4.3.1.tar.gz
さらに余談ですがこのQt作られた代表的なソフトは、あの地図ソフトGoogleEarthです。
バージョンは4.3.1のバイナリバージョンも公開されていますのでそちらの方がインストールは楽です、
これをインストールすると先の「Developer」というフォルダの各部に「Qt」というフォルダが出来てインストールされます。
下記などからダウンロードする。
http://www.qtopia.org.cn/ftp/mirror/ftp.trolltech.com/qt/source/?C=M;O=A
http://ftp.icm.edu.pl/packages/qt/source/
http://ftp.iasi.roedu.net/pub/packages/qt/qt/source/
Qtバージョンは4.3.1
Qtバージョンは4.5.b

ダブルクリックで下記のアイコンが表示、それをクリック。

次のフォルダが表示されますので、Qt.mpkgをダブルクリック

あ
続けるをクリック

大切な情報を確認、続けるをクリック

使用承諾契約を確認、続けるをクリック

承諾後、同意をクリック

ハードディスクをクリックして選択後、続けるをクリック。

インストールをクリック

一応カスタマイズも出来るが、そのままの標準インストールで良い

パスワードを効いてくるので入力します。

インストールの開始

インストール完了。


ダブルクリックで下記のアイコンが表示、それをクリック。

次のフォルダが表示されますので、Qt.mpkgをダブルクリック


続けるをクリック

大切な情報を確認、続けるをクリック

使用承諾契約を確認、続けるをクリック

承諾後、同意をクリック

ハードディスクをクリックして選択後、続けるをクリック。

インストールをクリック

一応カスタマイズも出来る、そのままのインストールで良い。


実はこの時点をインストールしたのですが、うまくインストール出来たかはこの後うまく動くかで判明します...^_^;
ビルド(コンパイル)の開始
開発環境とコンパイル
Windows XP pro SP2 + Qt4.1.2opensource edition Knoppix
Linux 3.8.1 on HDD + Qt 4.1.2opensource edition
コンパイルはコマンドラインから次の手順で行います。
$cd qtbsch3v
$qmake
$make
これで実行ファイル qtbsch3v が得られます。
qtbsch3v.pro
ファイルは、提供しているものをお使いください。
とか書かれています。

また、同じフォルダの中にあるqtbsch3vというフォルダがあり、下記のようなファイルがたくさん入っています、これがC言語で書かれたソースファイルです。
ざっと10種類以上のファイルから構成されており、実際この内容を書き換えたりする事で、更なるオリジナルCADソフトを完成させる事だって出来ます。
ちょこっと拝見させて頂きましたが、たいへんきれいなソースコードですね。
とはいっても、ここではこの内容については全く知らなくても良く、これも参考までにということで...

さて次は実作業です、コンパイル(ビルドとも呼ぶ)です、コマンドラインでということですが
実際は「ターミナル」というソフトから実行します。
ターミナルソフトはMac OSXの「アプリケーションフォルダ」の「ユーティリティーフォルダ」にあります。

このソフトをダブルクリックすると下記の画面が表示されます。

ためしにその画面で、キーボードからls(英小文字)を入力後リターンキーを押して見て下さい、下記のように何か表示されましたね。
この入力を、コマンドラインと操作言います。
このlsというのはいくつかかるコマンドと言って、この場合はフアイルの一覧を表示という意味です。

文字を入力するカーソル部分の前に
PS0022:~ kaneko$ となっておりますが、それぞれのパソコンによって名称が違っていると思いますが問題ありません。
PS0022: はパソコンの名前です~kaneko$はユーザー名です。
また漢字が使われている場合、文字が化けると思いますが問題ありません。
余談ですがこんな時コンピュータの名前やユーザー名は英小文字でつけて置くのが今なお無難と思います。
さてこの画面に下記の3行を打ち込めばソフトが完成という簡単な作業ですが、全くの初心者はこの段階でギブアップしてしまいます、
理由はこのままではうまくいかないからです。
【1行目】
$cd 際は cd qtbsch3v と入力後リターンキーを押す。
※ここでキー操作でコマンド打つのが面倒ならFinderでそこのフォルダを開いて、"cd"と打ってから(※cdのあとに半角のスペースが入っている事に注意)ターミナルに 上記のqtbsch3vというフォルダをドラックさせるとパスが入力されるので後はエンターを押すだけ。
※ qbsv047 というフォルダの中のqtbsch3vというフォルダですよ!
【2行目】
$qmake >実際は qmake と入力後リターンキーを押す。
【3行目】
$make >実際は make と入力後リターンキーを押す。
【アドバイス】
ここで、あまり理屈を述べないと、今後問題発生時のヒントとならないので少し具体的説明。
先にディスクトップに解凍して出来たqbsv047というフォルダの中のqtbsch3vというフオルダがありましたが、
実はこのqtbsch3vというフオルダの内容が見れるところまで、コマンドラインから文字を入力していかなくてはいけないのです。



1行目
PS0022:~ kaneko$
2行目
PS0022:~kaneko$ cd Desktop[CR]
3行目 PS0022:
~/Desktop kaneko$ cd qbsv047[CR]
4行目
PS0022:~/Desktop/qbsv047 kaneko$ cd qtbsch3v[CR]
5行目
PS0022:~/Desktop/qbsv047/qtbsch3v kaneko$ qmake[CR]
6行目
PS0022:~/Desktop/qbsv047/qtbsch3v kaneko$ make[CR]
make:*** No targets specified and no makefile found. Stop.
PS0022: ~/Desktop/qbsv047/qtbsch3v kaneko$
※[CR]はリターンキーを押すという意味です。
【アドバイス】
実を言いますと本来なら6行目のmakeで目的の「Qt-Bschv3の最新実行形式」のファイルが出来るハズなのですが、出来無い場合があります。
という事でその対策は次の様になります。
実はこの時点でqbsv047フォルダにqtbsch3v.xcodeprojという何やら長い名前の英文字ファイルが出来ていますのでそれをクリックします。


完了すると画面左下に「ビルドは問題なく完了しました」と表示されます。
ここで下記の画面を例にとると「36個の警告」とでてきますが、ここでは無視して下さい。

これで完成されているはずです。Xcode は完了していいです。
この時点でqbsv047フォルダに qtbsch3vという名前の英文字ファイルが出来ていますので、それをクリックします。

クレジットを見ると下記のダイアログが表示されて、最新バージョンである事が分かります。

以上です、最新のQt-Bsch3Vをお楽しみ下さい。
MacOSX版のアイコンを作りました
VectorWorks105Jにて紅葉やなどのドロー部分を新規に作成、良く見ると少々オリジナルと違います。
Adobe Illustrator10Jにてバックのアクア風部分を作り、上記を透明度を調整して合成する。
IconComposerにてICONファイルを作成。
Iconographerにて最終のアイコンリソースを作成。
Windowsについては、すみませんよくわかりません色々やっているうちに変わりました...^_^;実は128ピクセルいっぱいに作ったので、
Macのドックに入れてアイコンを2個並べると隣のアイコンにくっついて見えますので数ピクセル小さくするか、
陰を付けるのがコツのようです近日中に修正しようと考えています。

回路図エディタBSch のアイコン
Download
Download
Download
windowsXP

パーツライブラリエディタ Lco のアイコン
Download
Download
Download
windowsXP
まさかとは思いますが上記のソフトまたはアイコンを使って、何か問題が起きても何も責任を持つ事が出来ません、
但しなにかありましたら掲示板へ報告していただければと思います。
また一応ソフトの作者である岡田仁史様に、アイコンの公開の承諾は得ておりますが、あくまで私が勝手に作ったアイコンの公開という事になります。
Stork LabさんのオリジナルQt-BSch3V Modified
ところで、Stork LabさんがオリジナルのQt-BSch3V Modifiedを公開していらっしゃいますのでお勧めです。

自分もちょこっと回路を書く場合は、これを使用させて頂いています。