01. 3次元CAD Alibre Design(アリブレデザイン)とは
あるプロジェクトで必須状況になり5年ほど前に3D-CAD(3次元CAD)を使う様になった。
次は、私個人のお仕事用の専用HPですが、2009年からフリーランス・デベロッパーとしてお仕事を受けています、今では手放す事が出来ないソフトになりました。
www.kitanosawa-agency.com (きたのさわエージェンシー)
現在利用しているソフトは
AlibreDesign http://www.alibre.jp/ バージョンはProfessional Edition V11.1です。
どんな事が出来るのかというと、次は設計した一部の作品ですが、ビス1本まで1から書き上げました。どの作品も数時間から2日程度で完成しました。
少々自慢話になるかもしれませんがご存知の方からすると「まあそんな物だろう」程度です。
なんといっても2次元CADや絵心の無い者がillustratorのベジェ曲線で下手なイラストや図面を描くよりも、
寸法を入れて正確に描画出来る3D-CADは、成果物がのちのち様々な部分で応用利用出来るので便利です。
ネットでAlibreDesignの使い方の情報が少ない様なので、素人的な使い方で恐縮ですが自己メモを兼ねて紹介してみます。


当時どのソフトを使うか選考中でしたが本命はSolidWorksという製品でほぼ決まり状態、取引先でも使われており評判が良く、
ましてはデータの互換性を考えるとこれしかないという感じでした。
SolidWorksはミドルレンジ製品にも関わらずハイエンド製品に匹敵という事で丁度バージョン後で安定度も増したという情報でした。
そんな状況で偶然Webで、機能限定で無料で公開されていたこのソフトでAlibre Design Expressを使ってみた所以外と使える事が判明(失礼!)
販売先に問い合わせて社内で20名ほどに2日間セミナーを開いてもらい「はじめての3D」を教授してもらいました。
さほど高度プロジェクト案件でもないと考えSolidWorks2007とAlibreDesign Professional EditionVer9 を各1本導入しました。
SolidWorksが200万円近くAlibreDesignは35万程度でした。
結局SolidWorks2007のフルバージョンを半年使いましたが、結果Alibre Designで十分と解りさらにバージョンが10、
そして11と上がっていく過程で機能はもちろん安定度や動作速度なども改善それからはこれ一本です。
02. ミッドレンジCADとハイエンドCADの違い
AlibreDesignはCAD業界でのジャンル分けでは、ミッドレンジCADのパラメトリック/フィーチャーベース3次元ソリッドモデリングソフトとなります。
CAD業界でこのミッドレンジという言葉は機能と価格をプラスした物であると思います。
同類のソフトで近年有名なのがSolidWorks , SolidEdge , TOP Solid , VISI CAD , Space-E , AUTO-CAD , CoCreate などです。
対するのがハイエンドCADで同類のソフトで近年有名なのが CATIA , Unigraphics , Pro-E ,TOGO , CADCUESなどです。
もちろんさらに安価なソフトも存在しますが、ミッドレンジの無償版を下回る機能であったり、
このAlibreDesignの最新バージョンであるNew Xpress というバージョンが僅か18000円で販売されていたりするので、
対称になりにくい現状であると言えます。
日進月歩のCAD業界で1年前は10年前と言われ、いつ何時主流のソフトが入れ替わるか解りませんしけっこう振り回された経験があります。
正直なところミッドレンジとハイエンドという言葉も微妙な感じのする部分もあります。
実際機能が豊富すぎて難解すぎます「考えも出来ないものは通常設計出来ませんから、そのようなツール機能は邪魔でしかない」という感じです。
高機能ワープロをテキストエディタ代わりに使うなら、メールクライアントでテキストを打った方が良いのではという感覚です(意味不明?)
03. 私の古ーいCAD歴について一言
私は2D-CAD(2次元CAD)はVectorWorks 11.5を長く使用しています。
Diehl GraphsoftInc社のMINI-CADというソフトで1989年にMac用で
MiniCad+ 2から使い続けています、当時このソフトを使う人は珍しかったのではないでしょうか、札幌では私が初めてではないかとも言われました。
自分からもかなり古いユーザーだとといわざる終えませんね。話はそれて奇遇にも今乗っている車MINI1000も1989年製造(日本での登録は1990年)と同じです。
私は元々図面設計技術者ではありませんのでいわゆる
三角法ではなく
「2画法や2.5画法」などという恥ずかしい中途半端な素人図しか書けません。
50歳になって初めて三画法のお勉強をするぐらいですからね(笑)
このソフトはその後何度かのバージョンアップがあり、バージョン10ぐらいで「機能はこのぐらいでいいや!」という感じでしたが、
さすがに最新のMac OSX 10.6 では動作に問題が出てきました、
条件付きでバージョン11.5が最低ライン(ノイズが出るし、このバージョンでも時たま出る)を何とか使い続けていますが、2Dの利用頻度は低くなりました。
もっともこのVectorWorksは3Dも可能なのですが、やはりフィーチャーベースでは無いので今ひとつですが2DはVectorWorksの独相場という感じですね。
同じく定番のAUTO-CADも何やら拡張して3Dもこなせる様になりましたし、近年VectorWorksもさらに3Dに機能アップしているようです。
あとDTPやプレゼンでの流用性が高いillustrator CS3を多く使います。
いずれにしろVectorWorksやAlibreDesignからDXFやDWGフアイルをillustratorで、
取り込みマニュアルやプレゼンに活用するケースが非常に増えました。
設計だけでは仕事が完結しないし、不況に後押しされて「スタッフぅ〜」と叫んでも、回りに手の空いた人がいないので何でもやらないといけませんね(笑)
04. Alibre Designの優れている部分
▶とにかく低価格であり高機能
導入の決定打はコストパフォーマンス(価格に対しての性能)で10-100万以下もう少し譲って200万以下のミッドレンジの中では最高ではないでしょうか?
導入同時は無償のAlibre Design Express でお試し、しかも1ヶ月はフルスペックのProfessional Editionとして動作します。
正直1ヶ月後別のマシンにインストールして2ヶ月ぐらい使いました、さらに延長登録まで出来る本当にありがたいメーカーだなと感じました。
その後Professional Editionの購入時50000万円の1年間保守も付け35万程度購入しました。
その保守1年間の間に無償のバージョンアップがあり最終的にバージョン11.1のまま使い続けています。
▶2010年7月現在のバージョンは12.1でさらに高機能
今回無償バージョンがなくなりましたが、Professional Editionのフルスペックなデモ板は30日間無料で使えます。
さらに1回に限りトライアル期間を1ヶ月間延長することができます。
さらにAlibreDesignV12の Newというバージョンが18000円で販売されております。
機能は少ないのですがこの手のCADは1個1個部品を作成していき(パーツ作成という)その後そのパーツをアセンブリという一つの部品に組み立てていくのですが、
以前の無償のAlibre DesignExpressではこの個数の制限があり10個程度でしたが、実作業でのアセンブリはそれより数が多い場合が多く足りませんでした、
今回のこのNew Xpressは制限がありませんので、私が使っている旧バージョンのProfessionalEditionV11.1より数段上の作業が可能です。
シートメタル(板金機能)が出来ない部分ぐらいでその他は事足りてしまいそうです。
また今回最新のProfessional は180000万円と安価になっており、余裕があったら購入したい所です。
NewXpress(1.8万)/Standard(9万)/Professional(18万)/Expert(26万)と順に高価になっていくのですが、
機構解析機能やCAMを使わないのであればProfessionalで十分です。
もっとも機構解析機能がなければ3次元CADではないという声も聞こえては来ますが、適材適所と思います。高価で買えないソフトより、
安価でスマートに使えるソフトが長く使えると思います。
私がProfessionalバージョンの良い所と上げるのは、シートメタル(板金機能)とダイレクトエディティングです。
3D-CADとしてとにかく最初に行う作業は「スケッチ」という作業で、各社のCADメカーがこぞって簡単高機能をうたっていますが
AlibreDesignのスケッチ機能はピカイチだと思います。
知人である長年ハイエンドを含むCADソフト使ったエンジニアも「一石を投じるようなすばらしいインターフェイスだ」と賞賛しています。
たしかに使い慣れるとソフトというものは手に馴染んできて使いやすくなる物ですが、このソフトは特筆出来ると言っていました。
05. Alibre Designので出来る事とその機能
3次元CADで出来る事はおおよそ何でもというしかありません。
良く作業中「CG」ですねといわれます、CGはコンピュータグラフィクスですから当たっていますし「ジブリの様なアニメとかSF映画の特殊な効果等も可能ですね!」
などといわれても、出来ますと答えるしかありません。
言い換えると一般の人が考える「それらしい?」映画作品が1本まるまる出来るのは間違いありません、それほどの機能を持ち合わせたソフトが一般的になりました。
3D-CADの最低限の機能は次なのかと考えております。
▶パーツモデリング
スケッチ機能操作/フイチャー機能操作/ダイレクトエディト機能操作などで各パーツを1個単位で作って行きます。
必要に応じて板金展開モジュール加工(シートメタル)や板金計算
簡単な色付けや材料の透明度や輝きの調整が可能です。
また最新版では出来そうで出来なかった。
待望のテキストツールも搭載、パーツに文字を扱えまた、スケッチ上の複数要素を一括でコピー/貼り付けも可能に。
またビジュアル的には光源が1箇所に対して最新では3箇所と見方によって暗すぎる感じの陰の部分もリアルに表示します。
▶アセンブリモデリング
アセンブリ機能操作/分解図機能操作/3D断面図機能/干渉チエック機能
簡単な色付けや材料の透明度や輝きの調整が可能です。
▶部品表(BOM) 2D図展開
2D図の作成/部品表(BOM)の作成/各種入出力データへの多応
▶リアルタイムレンダリング搭載
Alibre KeyShot http://www.keyshot.jp/
KeyShotLuxion社の「KeyShot」は、高品質を追求した誰でも簡単に使える3Dリアルタイムレンダラーです。
あらゆるデジタルデータのレンダリングを対象とし、複雑な操作を必要とする照明やシェーダー調節、さらに他ソフトで見られるような、
コマンド形式での指示や複数階層のメニュー選択といった煩雑さを取り除きました。各パーツ毎の材質を質感のある表現でレンダリング表示が可能です。
▶CAMモジュール
オープンアーキテクチャ化されたモジュール構成のCAMシステムで2軸から固定5軸までのCAMエンジン機能も大幅に充実、同時4軸加工にも対応。
CAMについてはExpertバージョンでのみの機能ですが、Professionalなどのデータから他のCAMソフト側でデーターコンバートが可能で、
金型設計であまり困る事はありません。
▶ソリッドモデリングカーネルはACISを採用
米Spatial社製の商用ソリッドモデルカーネルで、CAD/CAMシステムなどに代表される200種以上の3次元アプリケーションの内部で使用されています。
▶3次元拘束条件計算エンジン D-Cubed
米UGS社製の3次元アプリケーション向けの3次元拘束条件計算エンジンで、世界の主要CADシステムや、製造アプリケーション、その他で使用されています。
10. はじめてのAlibreDesign(アリブレデザイン)
とにかく何か作品を設計してみながら操作を覚えるというのが一番です。
題材として「 Apple社の iPhone 」を書いてみます。私のAlibreDesignはV11.1ですがV12でも同様です。
▶流れは
01. 各部のパーツを作成する(今回はおおよその寸法で外観の雰囲気がそれらしく?わかる程度)
02. 各パーツをアセンブリ(組み合わせます)
03. 各パーツに色付け/透明感/反射/処理をおこいます。(ここの処理はレンダリングではない)
04. 3Dとして動くプレゼン方法。
05. 3Dの写真としてプレゼン用に使いやすいデータの作成方法。
06. 2Dデータ図面へ変換(DXF形式ファイルにコンバート)
07. 2Dとしてプレゼン用に使いやすいデータの作成方法
2010.08 加筆中です。
a. 拘束という機能について
CADには拘束という機能があります。
始めのうちは、この機能がじゃまだったり、自動で機能するので便利だったり、逆に解除の方法が解らなく書き直したりした経験があります。
特に初めて触るCADなどでは頭を悩める代表機能かもしれません。(自動出なければ良いのですが..)
以前この機能を簡単に紹介するページを作りましたので紹介します次をご覧下さい。
AlibreDesignの拘束について